交通事故に遭い、その時は特にひどい痛みはないですがしばらく経ってから痛みが出始めるということはありませんか？その場合、病院で診察してもらうと「外傷性頸部症候群」いわゆる「むち打ち」という診断がされると思います。

「むちうち症」とは「外傷性頸部症候群」のことであり、首や肩などが交通事故の時の衝撃によって捻挫を起こしている状態になります。骨自体には異常はないのですが、激しい痛みを伴います。交通事故の場合は、最初に外傷がある部分が痛みますが、実際に損傷しているのはその部分だけではありません。

衝撃と同時に体中の筋肉や神経、靭帯が損傷を受けており気付いていないだけというケースがかなりあります。この時に起きてしまったむちうち症を、特に治療もせずに放置してしまうと肩こりや頭痛の長期化に繋がってしまいます。

交通事故に遭うとその衝撃で自律神経の集合体である首の前の星状補経節という部分が興奮状態になってしまい、そのため交感神経が優位となってしまいます。

交感神経が優位になると体が常に興奮状態になるので「めまい」「耳鳴り」「難聴」といったメニエール病のような症状が出てきます。首の周辺には筋肉だけではなく神経も豊富にあり、首の後ろ側にも自律神経があります。交通事故のむち打ちの影響で自律神経を刺激してしまい、交通事故後に頭痛や、吐き気、疲労感などを感じるのはこのためです。

当院では身体の痛みだけでなく、繊細な自律神経の治療に有効な鍼灸治療を用いたりしてしっかりと治療を行っていきます。

当院の治療方針として「症状を治すだけでなく症状が戻らない状態にする」という方針でいます。自律神経の乱れなどにより症状が強く出ている方にはまず症状の緩和を行い痛めた部分だけでなく、痛めたことにより体のバランスが悪くなり別の腰痛とかが出てきます。

ですので必ず痛めた部分だけを治療するのではなく正しい体の位置になる治療を行います。むち打ちによる自律神経の治療を行いつつ全身的な治療をすることがむち打ちを早期に治す治療だと考えております。

交通事故の衝撃というのは、思っている以上に強く、日常生活ではまず体験することのないような衝撃です。痛みが出ているのに放っておくと、取り返しのつかない後遺症を招いてしまったりするので注意が必要です。

もし交通事故に遭い、むちうちの症状が起きてしまった場合は当院の交通事故治療法を受けてみてください。患者様に合わせた施術を行い、後遺症が残らないように根本から徹底的に施術を行っていきます。